イベントも仕事も楽しみたい♡生理をずらすなら“ピル”という味方を

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冬は予定がぎゅっと詰まる季節。

クリスマスや年末年始、大掃除や仕事の締めなどで忙しいタイミングに、生理がぶつかるのは避けたいと思う人も多いはず。

そんなときのために知っておきたいのが生理日のコントロールです。

この記事では、避妊だけではない、ピルの活用方法についてあんしん漢方薬剤師の中田さんに解説していただきます。

予定と生理がかぶる…そんなときどうする?

カレンダー
出典:Photo-ac


旅行やイベントの日に生理が重なりそうになったら、ピルを服用して生理日を動かすのも選択肢のひとつです。

生理は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌によって周期的にコントロールされています。

女性ホルモンの分泌量が減ると生理が始まりますが、ピルを服用することでホルモン量を一定に保ち、生理の開始を遅らせたり、早めたりすることができるのです。

つまり、ピルはホルモンバランスを味方につけて、生理のタイミングを調整できるお薬。

「ピル=避妊薬」というイメージが強いかもしれませんが、実際は生理痛やPMS(月経前症候群)の軽減、生理周期の安定化など、日々のコンディションを整える目的でも使われています。

ライフスタイルに合わせて自分のリズムを整えたい女性にとって、ピルは頼もしいパートナーなのです。

“ピル”という選択

聴診器
出典:Unsplash

生理日移動に用いられるのは中用量ピルや低用量ピル。

どちらも有効成分として卵胞ホルモンを含んでいますが、中用量ピルの方が1錠あたりの卵胞ホルモン配合量が多くなっているため、低用量ピルと比較して効果を実感しやすいとされています。

予定より生理を早めるには、ずらしたいひとつ前の生理開始期間からピルを飲み始める必要があるため、ある程度スケジューリングも重要です。

また、生理を遅らせる場合は、ずらしたい生理予定日がはっきりとわからないとピルの服用開始のタイミングが定まりません。

医師と相談して、計画的に服用を検討することが重要です。

前もって予定がわかっていれば、生理を早めるか遅らせるか選択できるのは魅力です。

ただし、ピルを服用するには注意点も。

まず、副作用として、吐き気・頭痛・むくみ・不正出血などがでる可能性があります。

また、まれに血栓症を引き起こすリスクがあるため、医師と相談しながら自分に合うピルを選択することが大切です。

さらに、生理移動目的のピルは保険適用外のため、全額自己負担となります。

女性特有の悩みには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash

生理は女性特有の悩みです。

イベントと生理が重なってしまった、生理前後に気分がふさぐ、生理痛がつらい。

生理日の移動はできませんが、このような悩みを根本から改善するなら、漢方薬もおすすめ。

漢方薬のなかには、PMSや生理痛、生理中のイライラなどに効果が認められているものがあり、婦人科などで自然由来の治療薬として処方されています。

生理の悩みを改善するには、
「ホルモンバランスの乱れを整える」
「血行をよくし、子宮や卵巣の機能を回復する」
などの生薬を含む漢方薬が用いられます。

<生理の悩みにおすすめの漢方薬>

加味逍遙散(かみしょうようさん)

体力が中程度以下で、疲れやすく肩がこる人におすすめ。
イライラ、気分の落ち込みなど、女性ホルモンの変動によって起こりやすい精神不安の症状やのぼせにも有効です。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

比較的体力があり、便秘がちな人におすすめ。
「血」のうっ滞を取り除いて血の流れを整え、生理痛やイライラを和らげます。


これらはあくまで一例で、体質や症状によって最適な漢方薬は異なります。

自分に合う漢方薬を選ぶには、医師や薬剤師に相談することが大切です。

女性特有の悩みに寄り添ってくれる、身近な相談先を探しているなら、「あんしん漢方」などのオンラインサービスもチェックしてみて。

薬剤師によるオンライン個別相談を通して、あなたの体質や悩みに合わせたオーダーメイドの漢方薬を提案してくれるサービスです。

プロが選んだ漢方薬が自宅に届くので、忙しい日々でも無理なく続けられるのが魅力です。

ピルを上手に使おう!

生理のタイミングも、心とからだのコンディションも、整えかたは人それぞれ。

ピルや漢方薬を上手に取り入れて、イベントも仕事も思いきり楽しめる毎日を過ごしましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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