ローズヒップの力で免疫力サポート!冬の風邪対策

Beauty
秋から冬はインフルエンザや風邪が流行しやすい季節でもあり、免疫力をしっかりと高めて備えることが大切です。

そこで注目したいのが、手軽で香りがよく、健やかな毎日もサポートしてくれる「ローズヒップ」。

ローズヒップは免疫力向上だけではなく、美容ケアにも優れた一面を持ちます。

今回は、風邪シーズンを乗り切るための対策ポイントと、ローズヒップの基本情報やとり入れ方のアイデアを含めて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

冬は免疫力が落ちやすい?風邪シーズンの対策ポイント

冬
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冬に免疫力が低下する主な原因には、空気の乾燥、寒さ、そして日照時間が短くなることなどが挙げられます。

空気が乾燥すると、のどや鼻の粘膜が乾き、体外からウイルスや細菌が侵入しやすくなります。

また、寒さによる体温の低下が影響することも。

からだが冷えると、免疫細胞の働きが鈍くなることがあるといわれています。

十分な保湿と防寒対策を基本として、質のよい睡眠を確保し、規則正しい生活を送ることが、免疫力を保つことにつながります。

ローズヒップで叶える元気とキレイのWケア

木の実
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免疫力を高めるひとつの方法として、ハーブの存在がいま注目されています。

なかでも「ローズヒップ」は、免疫細胞の働きを助けるビタミンCが豊富なことで知られ、その含有量はレモンの20倍以上にもなるといわれています。

ビタミンCは、ウイルスなどと戦う白血球の働きをサポートするだけでなく、肌にハリを保つコラーゲンの生成にも欠かせない栄養素です。

冬の乾燥から肌を守り、みずみずしい状態の維持を手助けしてくれます。

このようにローズヒップは、からだの内側からの健康維持と外側からの美容ケア、その両面を効率よくサポートしてくれるのです。

毎日続けやすいローズヒップのとり入れ方アイデア

ハーブティー
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ここからは、ローズヒップを毎日の生活のなかにとり入れる方法をご紹介します。

定番のハーブティー

ローズヒップならではの美しいルビー色と豊かな香り、ほのかな酸味が引き立ちます。

からだを温めたい場合は生姜を加えるのもおすすめです。

ヨーグルトやスムージーに

パウダー状のローズヒップは、ヨーグルトやスムージー、グラノーラなどに混ぜやすく、風味のアクセントとしても最適です。

煮詰めてジャムやシロップに

ローズヒップの実を煮詰めてジャムやシロップにすると、果実本来の優しい甘みと爽やかな酸味が感じられます。

レモンのような酸っぱさではなく、丸みのある穏やかな酸味でクセがないのが特徴です。

美容オイルにもおすすめ

ローズヒップから抽出されたオイルは、スキンケア用品としても人気があります。

肌に馴染みがよく、ビタミンCや良質な脂肪酸を豊富に含んでいる点も特徴です。


ハーブの力をもっととり入れたい人は、ほかのハーブティーの魅力もチェックしてみるのがおすすめですよ。

知らなきゃ損!やさしいハーブティー習慣|選び方・飲み方のちょっとしたコツ

ハーブと漢方薬の違いって?

生薬
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冬の風邪対策には、今回ご紹介したローズヒップのようなハーブのほかに、漢方薬を使うこともおすすめです。

ハーブと漢方薬は、どちらも植物を始めとする自然由来のものを用いるという点では共通しています。

しかし、その成り立ちや基本理念は大きく異なります。

ハーブは、主に西洋で発展してきた文化です。

植物の葉や花、果実、根などを、単体もしくは数種類ブレンドし、ハーブティーや料理、アロマテラピーなどに幅広く使用します。

一方、漢方薬は中国の伝統医学を基盤としていて、植物だけでなく動物、鉱物などの「生薬」を使用し、一人ひとりの「証(体質)」を見極め、心身のバランスを整え、不調改善をめざします。

そのため、日本では「医薬品」として分類されているのです。

漢方薬を使用する際は、体質をきちんと見極められる漢方専門医や薬剤師に相談し、ご自身のからだに適した漢方薬を提案してもらうことが大切です。

もう少し気軽に漢方薬を生活にとり入れてみたいという人には、オンラインで相談できる漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。

あんしん漢方は、体質診断から漢方薬の提案、購入後のアフターフォローまで、すべてオンラインで完結します。

漢方の専門家が丁寧に対応してくれるので、漢方に関する不安や悩みも解消できます。

ローズヒップで賢く健康&美容ケア!

ローズヒップはビタミンCが豊富で、体調を崩しやすくなるこれからの季節の心強い味方です。

ハーブティーとしてだけでなく、美容オイルとしてスキンケアに使うなど、さまざまな形で生活にとり入れやすい点も魅力です。

ローズヒップを上手に活用して、毎日の免疫ケアと美容に役立ててみてはいかがでしょうか。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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