夏の紫外線によるダメージ髪…今からできる復活法

Beauty
夏の強い紫外線や汗、プールや海水浴による塩素や塩分は、髪に想像以上のダメージを与えます。

「夏が終わったら髪がパサパサ」と悩む人も多いのではないでしょうか?

実は今からでも、髪を内側からケアしてうるつや髪を取り戻すことは可能です。

今回は、夏髪のダメージ髪におすすめのインナーケアについて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに教えていただきます。

夏髪のダメージ、パサつき・広がりの正体は?

日
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夏の紫外線は、実はお肌だけでなく髪にもダメージを与えてしまうといわれています。

髪の表面を守るキューティクルは紫外線によって破壊されやすくなり、内部の水分やたんぱく質が流出しやすくなるのです。

その結果、髪は乾燥してパサつき、手ぐしでも引っかかるような状態になってしまいます。

外側からのトリートメントやオイルケアも大切ですが、髪はからだの一部です。

そのため、根本からの回復を目指すなら、食生活を見直してインナーケアを取り入れることがカギとなります。

パサつき・広がりにおすすめインナーケア

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では、具体的にどのようなケアを取り入れるのがいいのでしょうか?

ポイントは「食事」です。

たんぱく質で髪の“材料”を補う

髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質です。

そのため、食事から十分なたんぱく質を摂取することが、健康的な髪を育てるための第一歩です。

おすすめなのは、良質なたんぱく質(肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など)を含む食材を日々の食事に取り入れることです。

また、忙しいときには、プロテインドリンクを取り入れるのも手軽な方法ではありますが、基本的には食事から摂取することを心がけ、プロテインドリンクはあくまで補助として活用するといいでしょう。

亜鉛で髪の成長サイクルを整える

「最近、抜け毛が増えたかも……」と感じる人は、亜鉛不足の可能性があります。

亜鉛は髪の成長に欠かせないミネラルで、たんぱく質からケラチンを合成する過程をサポートします。

つまり、たんぱく質を摂っても亜鉛が不足していれば、髪の材料を活かしきれないのです。

亜鉛を多く含む食材には、牡蠣、カボチャ、牛肉などがあります。

とはいえ、不足しがちな栄養素なので、必要に応じてサプリメントで補うのも有効ですよ。

とくに、髪のダメージが気になる夏の終わりには、意識して取り入れたい成分です。

髪質改善には漢方薬もおすすめ

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髪質改善には、上記のようなインナーケアに加えて漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントです。

具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

  • 血行をよくして頭皮に栄養を届ける
  • ホルモンバランスの乱れを改善する
  • 自律神経を整えてストレスを緩和する

<おすすめの漢方薬>

加味逍遙散(かみしょうようさん)

精神を安定させることで、女性ホルモンの変動などにより起こるイライラや不安を緩和します。
疲れやすく肩がこりやすい人に用いる漢方薬です。

四物湯(しもつとう)

血行をよくすることで頭皮にも栄養や潤いを与えます。
皮膚が乾燥し、色つやの悪い人に用いる漢方薬です。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。

「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

しかも、価格もお手頃で自宅まで郵送してもらえますよ。

夏のダメージ髪にはインナーケアで対処しよう

夏の紫外線や海・プールによる刺激は、髪のパサつきや広がりを招く大きな原因です。

外側のケアだけでは限界があり、髪の元となる栄養を体内から補う「インナーケア」が欠かせません。

夏ダメージに悩んでいる人は、今日から食事改善や漢方薬の摂取などを取り入れて、ダメージ髪を復活させましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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