オールインワンは手抜きじゃない。創業33年のプロ企業に時短スキンケアの真価を聞いた

Beauty
仕事や育児、日々の忙しさに追われ、毎日のスキンケアが「義務」や「プレッシャー」に感じられること、ありませんか?

なかには、オールインワン化粧品に注目したり、取り入れたりしている人も多いのでは。

しかし「オールインワンで本当に大丈夫?」「本当はもっと手をかけるべきなのでは…」と不安になる方も少なくないでしょう。

そこで編集部では、オールインワン化粧品のパイオニアともいわれる『pdc』の広報担当・重田さんに、オールインワン化粧品の開発秘話や、製品の魅力について、じっくりお話を伺いました。

30年前、時代に先駆けた“オールインワン”の誕生

クリーム
出典:PhotoAC

__pdcさんは、オールインワン化粧品の先駆けとして知られていますが、当時の開発秘話をお聞かせいただけますか? 「はい。

実は、1992年に発売された『ピュア ナチュラル』が、当社で初めてのオールインワン化粧品でした。
当時は、化粧水の後に乳液、クリームと“順番通りに丁寧にお手入れをする”という価値観が主流だったんです。

でも私たち企業は『もっと手軽にスキンケアできる方法があるのでは』と考えていました」

__1992年といえば、育児休業法の施行によって、働く女性が増え始めた時代ですよね。

「はい。

仕事に家事にと忙しくなる女性が増えるなか、『自分のための時間を少しでも確保したい』という声が増えていたんです。

ただ当時は今よりも、“時短=手抜き”とみなされがちで、抵抗感もあったと思います。

でも私たちは、『丁寧に手間をかける』ことだけがスキンケアの正解じゃない、と考えていました。

大切なのは、自分の肌と気持ちに寄り添うこと。

その手段のひとつが“オールインワン”だったんです」

タイパが重視される現代のスキンケア

__現代では、女性の忙しさにさらに拍車がかかっていますよね。

「おっしゃるとおりだと思います。

タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉が流行ったり、いくつものことを同時進行したりすることが求められる時代ですよね。

だからこそ、現代の女性のライフスタイルを、スキンケアの開発で応援していきたいと考えています。

今日はもうクタクタ……でも、『これだけはしておこう』という風に思えるアイテムでありたいんです。

それに、スキンケアは女性にとって癒しの時間や、ほっと一息つけるタイミングでもあります。

たとえ1ステップでも、それが自分をいたわる時間になれば、心まで整う。スキンケアには、そういう力があると思っています」

『ピュア ナチュラル』リニューアルの背景と特徴

株式会社pdc
出典:株式会社pdc

__今年、33年目を迎えた『ピュア ナチュラル』がリニューアルされたそうですね。

「はい。

『ピュア ナチュラル リフトライン』を長年ご愛用いただいているお客様の声を元にリニューアルしました。

エッセンスローション リフト・つめかえ用・クリーム モイストリフトの処方を一新しています。

これまで『ローションが出しにくい』『浸透しにくい』といったお声をいただいていたので、それに真摯に向き合って改良しました」

__具体的には、どんな部分が改良されたのでしょうか?

「テクスチャーをこっくりとしたものから、べたつかずスッと肌になじむ処方へとアップデートしています。

また、保湿成分としてレチノールを中心に配合し、うるおい感と軽やかさの両立を目指しました。(※使用感には個人差があります)」

__このリニューアルに込めた想いを聞かせていただけますか?

「はい。

『ピュア ナチュラル』は、無理なく続けられる毎日の“お守り”のような存在を目指しています。

ちゃんとしなきゃと、気負う必要のない、自分らしいケアとして取り入れていただきたいです。

育児や家事で毎日忙しくても『自分のことを後回しにしている』という風には、思ってほしくないのです。

丁寧さは、手間をかけることだけじゃない。

時間をかけなくても肌ときちんと向き合える方法はあるということを、当社のスキンケ製品を通じて感じていただければと思っています」

“手抜き”じゃなくて“賢い選択”を

スキンケアを「きちんとやるべきこと」と思って疲れていた自分に、「それでも大丈夫」と優しく語りかけてくれるようなお話でした。

忙しい日々のなか、すべてを完璧にこなすことは難しいもの。

でも、ほんの少しでも自分をいたわる時間や、味方になってくれるアイテムがあれば、心と肌に穏やかな変化が訪れるかもしれません。

<取材協力先>

株式会社pdc

広報担当:重田様
本社所在地:東京都港区南麻布4-2-34 天現寺スクエア4階
事業内容:化粧品、医薬部外品の企画・開発・販売

<取材・編集>

健タメ!編集部
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