「ととのう」だけじゃないサウナ美肌の秘密

Beauty
サウナはブームを超えて、今や完全に生活の一部として定着した感があります。

しかし、じつは「ととのう」だけでなく、美容面でもうれしい効果が期待できることをご存知でしょうか?

今回は、サウナと美肌の関係について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

サウナは“美のデトックスルーム”

サウナ
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サウナは大量の発汗を促し、心とからだをリセットしてくれます。

毛穴に詰まった汚れや老廃物を汗とともに排出するデトックス効果が期待できます。

さらに、熱によって血行が促進されることで、肌に栄養や潤いが届きやすくなり、新陳代謝も活発に。

肌の生まれ変わりをサポートしてくれます。

自律神経がととのうことによって、胃腸の働きもよくなり、消化吸収がスムーズになることで、便通の改善効果も期待できます。

美肌女子のサウナ習慣

水
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ここからは、美肌をめざす女子に欠かせないサウナ習慣を2つご紹介します。

メイクは完全オフ

サウナに入る際は、必ずメイクを落としてすっぴんで入るのが基本です。

ナチュラルメイクならOKとされる場合もありますが、マナー違反と受け取られることも。

また、メイクをしたままだと、毛穴が塞がれてしまい、発汗作用が十分に得られません。

老廃物や汚れが排出されづらくなってしまいます。

サウナの効果をしっかり得るためにも、メイクは完全オフにして、サウナを楽しみましょう。

入浴前後はしっかり水分補給

サウナ1回で失われる水分量は、約400〜500mlともいわれています。

そのため、サウナ前後には意識して水分を摂ることが大切です。

ただし大量の水分を一気にがぶ飲みしてはいけません。

人間が一度に吸収できる水分量は約200ml程度といわれているので、こまめに分けて摂るほうがからだへの負担が少なく済みます。

サウナの30分ほど前から少しずつ、水分補給を始め、サウナ終了後も一気飲みは避けてこまめに補給をしましょう。

楽しく続けるためのポイント

シャワーを浴びる女性
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サウナを利用する前には、からだを洗うのが基本です。

汚れが付着した状態だと毛穴が開きにくくなるため、頭とからだをしっかりと洗いましょう。

洗った後は、からだに付いた水分を丁寧に拭き取ることも大切です。

サウナに入る時間は温度や湿度にもよりますが、一般的には6~12分程度が目安です。

初心者や、サウナが初めての方は、まずは短めに5分くらいからスタートして、慣れてきたら徐々に時間を伸ばしていきましょう。

もし、めまいや立ちくらみなど体調に異変を感じた場合は、すぐにサウナ室を出て安静にしましょう。

水分と適度な塩分を補給し、しばらく経っても復調しない場合は、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。

肌の悩みには漢方薬もおすすめ

生薬
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肌の不調に対しては、サウナだけではなく漢方薬を活用することもおすすめです。

漢方薬の基本理念は、乱れたからだのバランスを正して、原因からの根本改善をめざすこと。

内面から肌の調子をととのえるのにも適しています。

また、漢方薬は植物や鉱物など、自然由来の生薬をもとに生成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。

飲むだけで済むので、気軽に生活にとり入れやすい点もメリットです。

肌トラブルの予防・改善には、
「水分の循環をよくして、肌に潤いをもたらす」
「血行をよくして肌に栄養を届け、肌のターンオーバーを改善する」
「自律神経をととのえて、ストレスによる肌荒れを軽減する」
といった効果が期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。

<肌荒れ対策におすすめの漢方薬>

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血流を改善し、肌に栄養を届けて新陳代謝に働きかけ、肌荒れを改善します。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

肌の栄養不足を補い、しみの改善などに役立ちます。


漢方薬は体質との相性も重要です。

漢方薬に精通した医師や薬剤師に相談し、ご自身のからだに合った漢方薬を選んでもらいましょう。

もっと気軽に漢方薬を使いたいなら、「あんしん漢方」の利用もおすすめです。

あんしん漢方は、オンラインで「体質診断」「漢方薬の提案」「アフターフォロー」に至るまで、漢方のプロが責任を持って担当してくれます。

サウナで肌の調子もととのえよう!

サウナは心身をととのえるだけでなく、美容面でも新陳代謝を促し、デトックス効果が期待できます。

メイクは完全オフにして、水分補給も忘れずに。正しいサウナ習慣で、肌も健康的にととのえていきましょう!

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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