【ダイエット中の間食】効率もアップ!?ヘルシーに集中力キープする方法

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ダイエットが続かない理由のひとつに、食欲を我慢できないという点がよく挙げられます。

しかし、「間食はダイエットの敵」というイメージが強い一方で、摂り方によってはむしろメリットがあることをご存知でしょうか?

今回は、「ダイエット中の間食」について、選び方のポイントやおすすめの間食メニューを、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

「間食≠悪」実は必要な理由とは

かぼちゃ
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間食は、必ずしも「悪」ではありません。

人間のからだにとって必要な3大エネルギー源は、「炭水化物(糖質)」「脂質」「タンパク質」です。

たとえば、炭水化物のひとつであるブドウ糖は、脳を働かせるエネルギー源となり、集中力の維持や、疲労回復に役立ちます。

また、午後は午前中よりも血糖値が下がりやすく、眠気を感じやすくなるため、血糖値を維持する「3時のおやつ」は理にかなっているのです。

賢い間食の選び方2ポイント

ナッツ
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「間食は悪ではない」とはいえ、もちろん、無制限に食べていいわけではありません。

ここでは、間食を選ぶ際に押さえておきたい2つのポイントを解説します。

「栄養バランス」を考える

間食でも、栄養バランスはとても大切です。

とくに、朝昼晩の3食の食事で不足しがちな栄養を補う意識が重要です。

たとえば、ビタミンは果物、マグネシウムはアーモンド、カルシウムはチーズというように、普段足りないと感じる栄養素を中心に選んでいくと、間食に対する罪悪感も軽減するでしょう。

一方で、スナック菓子やスイーツなど脂質を多く含むおやつは、摂取カロリーの目安を越えやすいため、量を控えめにしましょう。

「血糖値が急上昇しにくい」ものを選ぶ

血糖値の急上昇は、インスリンの過剰分泌を招き、体脂肪の蓄積につながるため、血糖値の上昇が緩やかな食べ物を選びましょう。


たとえば、ナッツ類、小魚、あたりめ、枝豆などは、小腹を満たしつつある程度の満足感も得られる間食です。

糖質だけでなく、「デンプン類」も意識しながら、なるべく含有量が少ないものを選びましょう。

間食におすすめ2つのおやつ

チョコレート
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ここからは、とくに間食におすすめな2つのおやつをご紹介します。

高カカオチョコレート(カカオ70%以上)

高カカオチョコレートとは、一般的に「カカオ分が70%以上含まれているチョコレート」を指します。

高カカオチョコレートは、ミルクチョコレートやダークチョコレートに比べ糖質が少なめで、苦みが強い本格的なチョコレートの味が人気です。

無糖にこだわるならカカオ100%のチョコレートもありますが、かなり苦みが強いため、まずは食べやすい高カカオタイプからとり入れるのがおすすめです。

干し芋・ドライフルーツ(無添加)

自然由来の干し芋や無添加ドライフルーツは、人工甘味料とは異なる自然な甘みを感じられます。

どちらも食物繊維が豊富で、ダイエットに重要な便通の改善にも役立ちます。

とくに、ドライフルーツには糖や脂質代謝をサポートするビタミン群が豊富なので、健康管理のサポートとして摂取するのがおすすめです。

ただし、干し芋もドライフルーツも手にとりやすく、つい食べすぎてしまうことがあるので、適量を意識しましょう。

体質改善には漢方薬もおすすめ

生薬
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過食傾向の方や、間食をうまくコントロールできない方には、体質改善を目的とした漢方薬がおすすめです。

漢方の基本理念は、崩れたからだのバランスを整え、根本から不調を改善することです。

太りにくく、痩せやすい体質をめざすこともできます。

漢方薬でダイエットサポートするなら、
「脂肪の吸収を抑え、燃焼を促す」
「基礎代謝をアップする」
「自律神経を整えてストレス過食を防ぐ」
といった働きを期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。

<ダイエットサポートにおすすめの漢方薬>

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

血流や水分代謝をよくして老廃物を排出し、脂肪燃焼を促して脂質代謝を改善します。

大柴胡湯(だいさいことう)

精神不安やイライラから来るストレスを和らげ、過食を抑えます。


漢方薬は体質との相性も重要です。

漢方に精通した医師や薬剤師に、ご自身のからだに適した漢方薬を選んでもらいましょう。

もっと気軽に漢方薬を試したい場合は、オンラインで利用できる「あんしん漢方」がおすすめ。

体質診断、漢方薬の提案・処方、アフターケアまで漢方のプロが責任を持って担当してくれますよ。

適切な間食で健康的にダイエット!

ダイエット中でも、間食は必ずしも「NG」ではありません。

栄養バランスや血糖値の変動を考慮したうえで、3食で不足しがちな栄養素を補給する手段としておすすめです。

食べ過ぎには注意しつつ、無理なく健康的なダイエットをめざしましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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